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残価設定型ローンで車を購入/ホームメイト

自動車ローンの新しい形態「残価設定型ローン」。最近注目されているこの自動車ローンですが、本当にお得なのでしょうか。

その仕組みと、メリット・デメリットをご紹介します。

残価設定型ローンの仕組み

残価設定型ローンの仕組み

残価設定型ローンとは、新車を購入する際に3年後の下取りの残価を設定して、通常の車両購入代金から残りの金額(残価)を差し引いた額を分割ローンで支払うというローンのことです。

一般的な自動車ローンと比較すると、分割支払いの対象となる金額が低いので、毎月の返済額が少なくてすみます。

残価となる金額は、3年満期で車両本体価格の45~50%、5年の場合であれば20~30%が一般的となっています。残価は、人気車種ほど高く、その分が車両購入代金から差し引かれるわけですから、月々の返済額は少なくてすみます。

残価設定型ローンのメリット

もともとは高級外車を取り扱う輸入車の販売代理店が中心になっていましたが、最近では国産車メーカーの系列販売代理店でも、取り扱いが増えています。 また、通常の自動車ローンではなかなか手が出せなかったワンランク上の車種を選ぶこともできるのは魅力的です。

ローンの計算方法

300万円(税込)の標準的な車種を購入した場合

対象となる車の3年後の残価が、120万円(車両本体価格の40%)だったとします。実質年利3%、頭金50万円、ボーナス月加算額なしで満期3年の残価設定型ローンを組むと

300万円-120万円-頭金50万円=130万円

となり、実質ローン支払い金額は130万円になります。残価は、契約時の中古車価格相場から決まります。

この場合、月々の支払額は約38,000円、満期時に車を返す場合は、最終月の支払いは原則不要です。

一般的な自動車ローンの場合は、300万円-頭金50万円=250万円で、月々の支払額は約72,000円となるので、残価設定型ローンの方が月々の支払いは、かなり楽になります。

残価設定型ローンのデメリット

残価設定型ローンのデメリット

購入者は、満期時に車を下取りに出して清算するか、あるいは残価分の金額を一括や分割で支払って乗り続けるかを、選ぶことになります。通常の場合、車の下取り額は残価と同じ金額ですから、清算時には追加してお金を支払うことはありません。

ただし、車体にキズがあったり、規定の走行距離を超えたりした場合には、残価との差額を清算金として支払わなければなりません。

満期後も同じ車に乗り続ける場合、残価分の金額を再度ローンとして組み直します。すると結果的には、通常ローンの総返済額より支払い金額が上回ってしまい、お得な方法とは言えなくなります。

よって、月々の支払い金額は少なくて済みますが、総返済額では必ずしも有利とならないことは、残価設定型の注意点として覚えておく必要があるでしょう。

月々の支払い金額が軽減される新しいタイプの自動車ローン「残価設定型ローン」ですから、そのメリットとデメリットをよく考えて、自分のライフスタイルに合った選択をしてはいかがでしょうか。

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