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金融商品の種類と特徴【証券会社】/ホームメイト

証券会社の扱う金融商品は、高い収益性が大きな魅力ですが、元本保証のない商品も多いため、投資対象を集中させるのでなく、リスクを小さくするために安全な投資も含めた分散投資を心掛けたいものです
証券会社
MMF(マネー・マネジメント・ファンド)

安全性、流動性の高い無担保の約束手形や短期割引国債など、株式以外の短期証券で運用する投資信託商品です。
元本保証はないものの、預け入れ期間は30日以上から、また30日経過後ならいつでも解約できるなど、換金性に優れ、1円以上1円単位で購入できるなど、比較的利用しやすい商品と言われています。
海外の短期国債などを外貨建てで運用するMMFもあります。
中期国債ファンド
内容はMMFとほぼ同じですが、2年~5年ものの中期利付国債を中心に運用する投資信託商品です。
1円以上1円単位で購入でき、預け入れ期間が30日を過ぎれば解約手数料などは取られずに、1円単位で出し入れができるという流動性の良さが魅力です。
元本保証はなく、運用成績がそのまま収益の分配率に反映される実績分配型ですが、株式投資を組み入れていないので、収益は比較的安定していると言われます。
公社債投信
いつでも購入、換金ができる追加型の投資信託で、株式以外の、安全性の高い公社債や短期金融商品を中心に運用されます。
しかし、短期で解約すると元本割れになるケースもあるため、中長期の運用向きと言われています。
転換社債
転換社債は企業が発行する債券で、その発行した企業の株主とならば、債券を交換できるという特性を持っています。
また、債券として半年、または1年ごとに利息を受け取ることも可能です。
株価が上がれば、値上がりした分だけの利益を得られ、株価が下がれば社債として保有することで定期的な利息と、満期時には債券額面での償還金を受け取ることができ、株式の収益性と社債の安全性の両方を兼ね備えた商品と言えます。
外国債券(外債)
外国政府や外国企業、国際機関などから発行されていたり、あるいは発行場所や通貨が外国の債券であることから、外国債券(外債)と言います。
この商品の魅力は、何といっても高金利であること。概して日本の債券より外国債券の方が金利が高く設定されているので、高い収益を期待できます。
しかし、外貨建ての債券は為替レートの動向によって、利息や償還金の額も大きく影響されるので、情勢などに対し常に注意を払わなければなりません。