ご希望の金融機関情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト金融機関リサーチ

金融機関情報

特殊銀行の歴史的背景とその役割



日本政策投資銀行や国際協力銀行、日本政策金融公庫、沖縄振興開発金融公庫などを特殊銀行と言います。これらは、主に戦前戦後に国策として誕生した銀行です。ここでは特殊銀行について紹介します。

特殊銀行の概要について

特殊銀行の概要について

日本は戦前の国力増強政策や戦後の復興において、国を挙げて各産業を盛り上げる必要がありました。そこで誕生したのが特殊銀行です。例えば、重化学産業の振興を担っていたのは、日本興業銀行と呼ばれていた特殊銀行です。日本興業銀行は明治時代から存在しますが、戦後特に産業界の発展に貢献しました。農業や工業の分野においては、日本勧業銀行が特殊銀行として発展に寄与したとされています。国際金融の分野においては、横浜正金銀行が活躍していました。また、北海道の復興については北海道拓殖銀行が大いに活躍しました。このように日本がまだ貧しかった時代に、それぞれの産業を、国を挙げて支援するために作られたのが特殊銀行です。これらの特殊銀行の多くは戦前から存在していましたが、敗戦後、GHQの命令によって普通銀行に形式を改めます。国の銀行として存在するのではなく、民間の普通銀行となるよう命じられたためです。これにより、横浜正金銀行は東京銀行に営業を譲渡したり、日本興業銀行は長期信用銀行になったりしました。

特殊銀行の現在について

特殊銀行の現在について

日本には現在、日本政策投資銀行、国際協力銀行、日本政策金融公庫、沖縄振興開発金融公庫の4つの特殊銀行が存在します。以下、それぞれの概要について説明します。

日本政策投資銀行

民間の金融機関が行なう業務をサポートする特殊銀行です。大型の事業再生プロジェクトや、産学官が連携するプロジェクト、国際協力など、政策色が濃い施策に対して、融資や投資を行なっています。

国際協力銀行

日本の対外政策に特化した特殊銀行です。海外にある日本にとって重要な資源を買い付けるために、官民一体となってプロジェクトを行なったり、日本企業が海外企業を買収する際の資金的な手助けを行なったりしています。広く国益につながる海外事業のサポート役を担う銀行です。

日本政策金融公庫

中小企業や個人に対して融資を行なう特殊銀行です。創業間もない企業に創業支援融資を行なったり、個人に教育ローンを貸付けしたりしています。

沖縄振興開発金融公庫

沖縄県の本土復帰に際して、沖縄を復興させるために設立された特殊法人を沖縄振興開発金融公庫と言います。対金融機関の支援だけではなく、沖縄における日本政策金融公庫の役割も担っていることから、沖縄に在住する個人や法人に対する融資も行なっています。