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中国人民銀行の概要



中国人民銀行は、中国の北京に本店を持つ中国の中央銀行のことです。日本における日本銀行に相当します。中央銀行であるため、四半期ごとの金融政策報告や、銀行融資の金利の引き上げや引き下げ、また中国全土の金融安定化などの役割を担っています。ここでは中国人民銀行の概要について説明します。

中国人民銀行の歴史

中国人民銀行の歴史

中国は昔、各地域(各解放区)に付きひとつの銀行を置いていましたが、中国全土の統一に伴い、1948年に華北銀行が中心となって、中国人民銀行が設立されました。社会主義政策のもと、中国における多くの銀行を国有化し、中国人民銀行を唯一の国営銀行としたのです。

当時の中国人民銀行は、民間銀行の役割と中央銀行の役割の両方を担っていました。その後、1979年頃から中国で経済改革が進み、中国人民銀行は民間銀行の機能を徐々に分離するようになります。1995年に開かれた全国人民代表大会において「中国人民銀行法」が制定され、中国人民銀行は、完全に中央銀行の機能のみを有する金融機関となります。

中国人民銀行の現在

中国人民銀行の現在

中国の民間の銀行は、現在、中国建設銀行、中国銀行、中国農業銀行などという名称で、別法人として業務を行なっています。また1998年、中国はアメリカの連邦準備制度を手本とした大規模な金融機構改革を行ないました。数多くあった地方の支店を廃止し、中国全土において9つの地域にのみ、支店を置くようにするなど、大規模な支店の統廃合が行なわれました。

この大規模統廃合の背景には、各省(各地域)の幹部役人が中国人民銀行に介入することを阻止する意味があります。2005年には中国人民銀行が、人民元の改革を行ないます。当時は原油高で中国政府が困っていた時代でした。そこで、人民元を切り上げることにより、通貨の価値を高め、輸出に有利になるようにという政府の意図が働いていたのです。このように、中国政府の意向が色濃く反映されている銀行が中国人民銀行です。

しかし、中国人民銀行以外の銀行も、政府が完全にコントロールをしているかと言うと、決してそうとは限りません。例えば、「中国銀行」という銀行がありますが、この銀行は中国では「商業銀行」と呼ばれています。日本の「普通の都市銀行」のような銀行で、日本には4つの支店があります。

商業銀行を営むにあたっては、中国政府の許可が必要になりますが、商業銀行はその営業範囲を独自に定款で定めても良いとされています。これは1995年に採択された中華人民共和国商業銀行法という中国の国内法で規定されています。